当院は、JR板橋駅前という立地により、顔面神経麻痺のリハビリテーションで有名な帝京大学病院を受診中の患者様が、以前から多くいらっしゃいます。

約が混み合ってしまったため、顔面神経麻痺の患者様の初診受付を休止しておりましたが、平日の予約枠に余裕が出てきましたので、あらためて顔面神経麻痺の患者様の受付を再開させて頂くことになりました。

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当院の鍼治療で期待できる効果

  • 発症初期(病院での治療後)、急性期における神経再生の促進(鍼灸による顔面神経への血流促進)
  • 麻痺側に生じる顔の違和感や痛みの緩和(鍼灸による鎮痛、筋疲労の改善)
  • 顔の筋肉が動かしにくいことで生じる首・肩のこり(多くの方が首肩に随伴症状を生じます)
  • 慢性期における表情筋の筋拘縮、ひきつれの改善(ボトックス療法との併用可能です)

片方の顔の表情筋に麻痺を来す他、難聴・耳鳴り・音響過敏などの聴覚異常、麻痺側の味覚異常(舌前2/3の味覚低下)、ドライアイやドライマウスなどの涙液・唾液の分泌低下などが症状として現れる場合があります

顔面神経麻痺治療の流れ(所要70~90分)

顔面部のマッサージ

問診・触診

うつ伏せ位で頸・肩・背中・(手足)への鍼治療

鍼の刺激を緩和するためのマッサージ

仰向けで顔面部への鍼治療

顔面神経麻痺(がんめんしんけいまひ)とは

顔の筋肉を動かす顔面神経が何らかの原因で機能障害を起こし、顔の片側の動きが制限される状態となります。

顔面神経麻痺の症状

  • 顔の片側が動かしにくい、または殆ど動かない。口角が下がる、目が閉じられない、額にしわを寄せられない等。
  • 口から食べ物や水がこぼれる。
  • 味覚の異常や耳周りの痛み。
  • 涙や唾液の分泌異常。

顔面神経麻痺は、突然発症することが多く、数時間から数日で症状がピークに達します。

主な原因

ベル麻痺

  • 最も一般的な原因で、原因不明(ウイルス感染や免疫反応が関与するとされる)。
  • 通常、片側性で自然回復するケースが多い。

ラムゼイ・ハント症候群

  • 帯状疱疹ウイルスによるもので、耳や口内に発疹や痛みを伴う。

その他

  • 脳卒中、脳腫瘍、外傷、中耳炎、腫瘍圧迫、自己免疫疾患(例:ギラン・バレー症候群)など。
  • まれに先天性や糖尿病などの代謝性疾患が関与。