Sさん
15年前にレーシックを受けて、ずっと調子良かったのですが、最近は老眼にもなり、すごく目が疲れるようになりました。

Wさん
10年前にレーシックを受けて、老眼になってからか、首が凄く凝るようになり、目が乾いたり、近くが見えずらくて、眼精疲労で、とても辛いです。

Fさん
12年前にレーシックを受けて、最近、片目の視力が極端に下がってきて、緑内障と診断を受けました。

10年~20年ぐらい前にLASIKを受けた方の中で、老眼世代に差し掛かったり、徐々に視力が低下して中途半な見え方により辛い眼精疲労になったりと、アフター毛ケアを要する患者さんの受診が増えています。

また、最近ではレーシックに代わり、眼内に人工レンズをインプラントする眼内コンタクトレンズ(ICL)を受ける方が増えており、結果的に眼精疲労を来した患者さんの治療を行うケースも増えています。

レーシック(LASIK)とは

レーシック(LASIK)とは、角膜にレーザーを照射し近視や乱視を治す、視力回復手術(屈折矯正手術)の一つです。

プロスポーツ選手や様々な有名人がレーシックを受けたこともあり、また、数十分で近視が治る最先端の眼科手術として一般へと普及していきました。

現在は、以前に比べ受ける方は少なくなった

過去に、重篤な感染被害が発生するなど、その安全性が社会問題となりました。

また、様々な医療施設が低価格や紹介キャンペーンなどを強調し症例数を重ねる一方で、レーシックを受けたことで目に何らかのトラブルを生じるケース(レーシック難民)が増えていったように思います。近年では、ICL(眼内コンタクトレンズ)術後、目に不調を来した方が増えているようにも思えます。

実際に当院にも、レーシックやICLを受けた患者さんが、手術後の目の不調を訴え、受診するケースが増えています。

レーシック後の目の渇き、目のかすみ、見えすぎによる首・肩のはり、頭痛など、鍼治療で症状の改善が可能な場合があります。

また、手術後の見え方の変化で精神的なストレスを生じて自律神経を失調する場合もあり、そのような症状の治療も合わせて行っています。

レーシック手術後に生じうる目の不調

当院を受診した患者さんの例から(過去の記事)

平成21年12月~平成28年12月までの7年間で、レーシック後に生じた身体の不調で当院を受診された方は200名以上です。9割の方が眼精疲労、肩こりを生じており、うち6割の方は目に渇き感があり、見え方が安定せず霞むという症状がありました。また3割がひどい頭痛を訴えて来院されました。さらに 1割りの方は、うつ状態から会社を休職されるという方でした。

当院が行っている目の鍼治療により、目の渇き感、眼精疲労、肩こり頭痛に対しては著名な改善を得ております。自立神経失調などの症状には経絡治療を併用することで効果を得ています。

最もつらい時期の対症療法として有効な目の鍼治療

レーシックを受けて数カ月は遠視化等により眼精疲労、肩こり頭痛を強く感じる場合があるようで、術後のドライアイが合わさった場合、この時期が最もつらい時期となります。実際に当院に来院される方の多くが、手術を受けて1年以内という方です。

鍼治療で対症療法を行い、つらい時期をしのぐことで、視力の安定(近視の戻り)が得られるようになる頃には、眼精疲労、肩こり頭痛も減少することが多くあります。

※当院が行っている目の鍼治療は眼球を直接刺激するものではないため、フラップがずれたり、炎症を誘発するなどの心配はありません。また、目の周りに鍼を打つ際は、目を圧迫したり、瞼をこすらない等の配慮をおこなっています。

◆治療費用
目の専門鍼治療
1回8,500円
初回は別途初診料2,500円
※治療は予約制です。
(TEL 03-5980-7511)