当院では、昨年の秋から、新型コロナウィルス感染症の後遺症に悩む患者さんの治療に取り組んでおります。

新型コロナ後遺症状としては、ブレイン・フォグ(脳の霧)をはじめとする頭のモヤモヤ感や記憶障害、思考力・集中力低下、慢性頭痛、頭重感、PCやスマホ画面の光が異常に眩しく感じる視覚的な症状や重度の眼精疲労、耳鳴りや聴覚過敏、めまいなどの三半規管症状、脱毛症状、味覚・臭覚障害、息苦しさ、慢性疲労、全身倦怠感など、多岐にわたる症状の緩和・改善を図っております。

最近では医師から、「鍼治療を試してみたら」と、患者さんの紹介を受けるケースもあり、投薬などの現代医学のみでは改善が難しい方の治療にも力を注いでおります。

1日の予約枠が限られているため、予約が取れにくい状況もありますが、慢性的なコロナ後遺症(感染症状が治ってから2か月以上経過した方)でお困りの方は、ご相談ください。

対象】

  • 新型コロナウィルス寛解から2ヶ月以上続いている後遺症状
  • 既にコロナ後遺症外来を受診しているか、医師による治療を受けている方(まずは病院の新型コロナ後遺症外来をご受診ください。)

備考】
当院の場合、後遺症として脳・頭の症状、目や耳の症状、自律神経症状の治療を得意としております。一方、当院の治療では、味覚障害については、効果が得られにくい場合があります。

費用】
1回 10,000円 (税込) 
所要時間 約60分~90分
初回のみ初診料2500円が別途要。

【予約制】
TEL 03-5980-7511
初診の方は、出来るだけ平日のご予約をお願いします。現在、土日と平日夜は大変混み合っております。

【治療内容】
当院が従来から行っている、頭鍼療法、眼精疲労めまいの治療、耳鼻科鍼灸、自律神経治療、慢性疲労症候群の治療などを組み合わせて、コロナ後遺症に応じたオーダーメード鍼灸治療を行います。各器官への血流を増進させ、自然治癒力を鼓舞します。また、鍼灸には免疫系を調整する作用もありますので、自己免疫機能の安定化を図ります。

代表的な新型コロナ後遺症の機序】
各血管の内壁に存在する無数のレセプターに、新型コロナウィルスが接合し、免疫作用により炎症が起こり、ウイルスの淘汰、組織の損傷、修復が起こります。その際に生じた血栓が各器官の血流を阻害し、様々な症状を引き起こすとの研究報告があります。

また、ウィルス感染後疲労症候群(慢性疲労症候群)は、代表的な新型コロナ後遺症の一つとなっています。これは、種々のウィルス感染症が完寛した後に、強い疲労感で立ち上がるのも困難になるなど、日常生活に支障を来すものです。

原因が未だ解明されていない部分も多く、医療機関も、私達鍼灸師も手探りの状態です。

なぜ新型コロナ後遺症が多岐にわたるのか
先ほどに述べた、新型コロナが接合する受容体はACE2と呼ばれ、肺、腸、脳などに分布するため、症状が広範囲に渡ると言われています。特に、脳で引き起こされる後遺症は、ブレイン・フォグと言われ、インフルエンザでは、通常みられないような記憶障害や認知障害が起こることが報告されています。また、肺の線維化なども起こることがあります。新型コロナ感染は軽症であっても、後遺症が重く長期化するケースは、当院でも、よく経験する事例です。