眼精疲労×頭痛治療のセットコース画像

目の酷使に伴う眼精疲労。この眼精疲労を抱える多くの方が、同時に「頭痛」の症状を伴っています。当院では眼精疲労治療に、頭痛治療(頭鍼療法)を追加するセットコースがございます。

予約の際は「眼精疲労+頭痛治療コース」とお伝え下さい。

眼神経(三叉神経)と自律神経の複合型頭痛痛

近年、三叉神経・自律神経性頭痛(TACS タックス)という新しい頭痛が注目されています。

こめかみがぎゅーっとなる女性、目の奥がジンジンする男性の画像

目や顔、頭部に分布する三叉神経(さんさしんけい)と、首から後頭部にかけて分布する後頭神経・頸部交感神経(自律神経)は、痛みや感覚の広域ネットワークを形成しています。

後頭神経・頸部交感神経(自律神経)の神経ネットワーク

それらの神経刺激が誘因となり激しい頭痛が起こる三叉神経・自律神経性頭痛が、日本頭痛学会が監修する国際頭痛分類第3版(ICHD-3)で提唱されています。

三叉神経・自律神経性頭痛のイメージ

この三叉神経・自律神経性頭痛の多くは、首や肩、顔面部や眼窩部、後頭部や側頭部に蓄積した「こり」が原因で起こることがあると考えられており、コリの解消による感覚神経の減圧(神経へのストレス軽減)することで、三叉神経・自律神経性頭痛を軽減・予防することに期待が持てます。

頭に部分するツボ(刺鍼ポイント)

頭痛薬が効きずらい、薬の使用過多に陥っているケースにも

これまでの頭痛治療では効果が得られなと、とお感じの方は、是非、当院の眼精疲労治療+頭痛治療をお試しください。眼精疲労が関連した頭痛症候群は、薬が効きずらいことがあります。

今起きている辛い頭痛を緩和させることはもと、「頭痛が起きにくい体質と生活」へと、患者様を導きます。

頭痛薬の使用が頻繁になると、薬剤の使用過多による頭痛(MOH)に陥ってしまう場合があります。NHKの番組でも、予防を含めた頭痛に対する鍼治療が特集されるなど、「頭痛への鍼治療の効果」が注目されるようになってきました。以下は、眼精秘奥と頭痛の関連性について解説します。

眼精疲労性頭痛とは

疲れ目・眼精疲労から生じる頭痛の症状は様々です。最も多いのが、こめかみから側頭部にかけて「孫悟空の輪っか」の様に、締め付けられる「こめかみ頭痛」「しめつけ頭痛」です。

眼精疲労から生じるこめかみ頭痛、みけん頭痛、後頭下頭痛い悩む女性の画像

そして、眉間から頭の上がジンジンと痛む「みけん頭痛」や、目の奥から頭の後ろが痛む「後頭下頭痛」なども代表的な眼精疲労頭痛といえます。

「みけん痛」から「みけん頭痛」に

攅竹(眉間部)を指圧する女性の画像

眼精疲労を抱える皆様も、みけんがジンジン痛み、慢性的な頭痛に悩む方も多いと思います。そのような方は、みけんを指で押してみると、コリっとした米粒のような塊を触知できるかもしれません。

眉間部分にできた、コリに鍼をするイラスト

私たちの治療院では、この眉間にできるコリの核を鍼の刺激で取り除くという治療を行っています。ここでは、みけん頭痛と三叉神経の関係について解説したいと思います。

三叉神経の顔面分布図

三叉神経(さんしゃしんけい)は、12対ある脳神経の一つで、主に顔の感覚や痛みを検知する神経です。脳幹から出た三叉神経は3枝に分岐し、それぞれ顔面や頭部の感覚を脳に伝える役割を担っています。

目を酷使すると、みけん部分に硬結(コリの核)ができます。みけんの硬結は血管や神経を刺激して、みけん痛を起こします。

眉間部に出来たコリが三叉神経(滑車上神経、前頭神経、眼窩上神経)を圧迫する画像

さらに硬結が固く大きくなると三叉神経を刺激して、頭にジンジンといった放散痛を起こします。これを「眼精疲労性のみけん頭痛」と呼びます。

つまり、みけん部の固く大きくなったコリの核が消失、または小さくなれば、みけん部の「いやな痛みの持続、頭に放散するジンジンとした頭痛」は緩和する可能性があります。

こちらは、当院が得意としている「みけん鍼」です。コリの核を狙って鍼を刺入する高度な技術です。当院では、このような繊細な鍼を数万件単位で行っています。