「目は心の窓」という言葉があります。それは、目はその人の精神状態を体現するということです。
目の中でも、特に瞼(まぶた)は、心理状態や体調の変化、ホルモンバラン、アレルギー、眼精疲労やストレスの度合いによって、様々な症状を呈します。
また、瞼は、全身的な病気によっても不具合を生じます。当院は、「目を開けているのがつらい」「目をギュート閉じてしまう。」「瞼が下がってくる。」という方の駆け込み寺です。
瞼に起こる様々な症状
- 瞼の一部がピクピク痙攣する。
- 瞼がギューと閉じてしまう。
- 瞼が重たく感じる。
- 目を開けているのがつらい。
- 瞼が腫れぼったく感じる。
- 眉間に力が入ってします。
- 下まぶたから頬までピクピク痙攣する。
- うまく瞬きが出来ない。
- 疲れると眼瞼下垂のような症状になる。
- 光をまぶしく感じる。
- 目が乾く。
◆当院が治療に取り組む「瞼の三大症状」
1、瞼の痙攣、眼瞼痙攣
(ギューと閉じてしまう)
2、瞼の下垂、眼瞼下垂
(目が開けられない)
3、瞼の浮腫、美容トラブル
(はれぼったさ、くま、くすみ)
患者さんの中には、ボトックス療法など、病院で治療を受けながら、当院へ通われている方も多いです。
◆瞼の病気や症状
重度眼精疲労、眼瞼ミオキニア、眼瞼痙攣、顔面けいれん、メージュ症候群、眼瞼下垂、バレリュー症候群、眼瞼ジストニア、安定剤離脱症候群、シックハウス症候群、原因不明など
眼精疲労と瞼のケイレン
疲れ目と伴に、片方の下瞼がピクピク痙攣し、それが数分で収まることもあれば、数日続くこともある。これは多くの方が経験していることだと思います。長い方だと1カ月以上、痙攣が続くこともあります。目の酷使、心身の疲労、強いストレスなどにより起こる、眼輪筋の不随運動です。
ストレス性の場合は目が疲れていなくても起こることがあり、そのストレスから離れるとケイレンが止まる、ということもあります。
このような症状は「疲れ目痙攣」「ストレス痙攣」といも呼びますが、医学的には「眼瞼ミオキニア」と呼ばれます。瞼の痙攣は脳神経の圧迫などの病気である可能性もありますので、自己判断せず、まずは病院での検査をお勧めいたします。
眼瞼痙攣、片側性顔面けいれん
当院へは、病院で眼瞼痙攣と診断を受け、ボトックスや抗痙攣薬などの治療を受けたが、効果がいまいち感じられなない、という患者さんが少なくありません。眼瞼痙攣といっても、その症状の大半が「無意識にギューと瞼が閉じてしまう」「瞼が重たくて目を開けたくても開けられない」などです。
初めのころは、光をまぶしく感じたり,目が乾いたり、目がすぐ疲れてしまったり、目がゴロゴロするといった症状が主です。
その症状は外を歩いている時や、車を運転しているとき、明るい場所に出た時や、人と対面してしゃっべている時、強いストレスがかかった時に悪化し,徐々にひどくなると眼瞼をギューと閉じる力が続くようになり,日常生活に支障をきたすようになる場合が出てきます。
眼精疲労やドライアイと症状が似ているため、なかなか診断が付きにくいこともあります。鍼治療でも治療が難航する場合が多いですが、症状が軽減する方もいらっしゃいます。
症状が悪化してしまうと治りにくくなりますので、早期診断・早期治療が肝要です。
頚椎症(けいついしょう)と瞼の不調
眼瞼痙攣や眼瞼下垂の症状のような症状を訴える患者さんの中には、過去に交通事故、スポーツなどでムチウチになったことがあるケースがあります。瞼の症状なのに「何で首が関係あるの?」と不思議に思う方が多いのですが、これはバレリュー症候群と呼ばれる頚部の交感神経障害と関係がある場合があります。
このような場合、鍼灸は良い適応になると思います。実際に、瞼の下垂、ドライアイ、眼痛、頭痛、耐え難い首や肩の痛み、で何十件も病院に行ったけど原因がわからず5年間ずっと寝たきり状態で苦しんでいたという患者さんが、当院で鍼治療を受けだして3か月で、ほぼ通常の生活が送れるようになったというケースもあります。
ベンゾ眼症
瞼の不具合を主訴に当院を受診される患者さんの中には、抗不安薬や向精神薬を長期服用されていたり、減薬による離脱症状で、瞼が痙攣したり、瞼が引っ張られたり、ギューと目を閉じてしまうという方が少なくありません。このような場合は自律神経の調整なども併せて目の治療を行うようにしています。
まぶたの美容整形後の不具合
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