ゴールデンウィーク(5月1日~5日)も休まず診療

R6年ゴールデンウィーク(5月1日~5日)も休まず診療します。また土日の予約も承っていますので、平日は受診が難しい方も是非、ご相談ください。当院は女性鍼灸師が中心となって治療を行っています。予約はTEL 03-5980-7511まで。

こちらは、オアシスはり灸治療院が行っている頭鍼療法「頭の鍼」の専門サイトです。眼精疲労・眼病治療などの「目の」、突発性難聴などの「耳の」に関する治療情報は、こちらの公式ページをご覧ください。

頭鍼(とうしん)療法の費用

首肩背中の治療に加え、頭部に16~28本の鍼をします。症状に応じて微弱電流パルスを頭部に行います。

頭鍼スタンダードコースに眼精疲労治療を追加できます。刺さない眼精疲労ていしん療法も可能です。

頭鍼スタンダードコースに美容鍼を追加(男性も可)できます。とてもお得な追加メニューです。

当治療は、眼精疲労治療とは別に、頭鍼(とうしん)療法(頭の鍼)をベースにした新たな治療コースを設けています。眼精疲労の治療と同様、首肩背中のツボに鍼を行い、さらに頭部へ、しっかりと鍼を行います。

集中力アップ・微弱電流脳活鍼

症状に応じて微弱電流パルスも可能です。微弱電流パルス療法は、脳の活性化、集中力アップなどの効果を期待できますので、資格試験や受験勉強にも力強いサポートとなります。

以前、韓国のプロ囲碁棋士が頭に鍼を刺した状態で囲碁をしたところ、脳が活性化して、飛躍的に強さが増強されたという逸話があります。(残念ながら頭の鍼は、ドーピング認定されたようですが。)

このことからも、頭鍼は脳を活性化し、集中力や記憶力を高める効果が期待できます。

近年、頭鍼療法による「脳血流の促進」「セロトニン分泌の増加」「脳脊髄液還流」の効果が期待されています。また、身体の過緊張、眼精疲労、脳疲労、ホルモンバランス、自律神経失調の改善などに効果を期待できます。予約はTEL 03-5980-7511まで。

頭痛でお悩みの方に頭鍼療法

頭痛に対する専門的な頭鍼療法です。今起きている辛い頭痛を緩和させることは基より、「頭痛が起きにくい体質と生活」へと、患者様を導きます。

頭痛薬の使用が頻繁になると、薬剤の使用過多による頭痛(MOH)に陥ってしまう場合があります。NHKの番組でも、予防を含めた頭痛に対する鍼治療が特集されるなど、「頭痛への鍼治療の効果」が注目されるようになってきました。以下のような方に鍼灸治療がおススメです。初診受付中。頭痛専門治療詳細へ

頭鍼による脳疲労へのアプローチ

いつも頭が重だるい、頭に締め付け感がある、集中力が持続しない、頭の働きが悪い、すぐに疲れてしまう、眠りが浅い、寝てもスッキリしない、などの症状はありませんか?

当院は慢性頭痛や眼精疲労、顎関節症の治療に取り組んでおります。その様な中で、目や耳の働きは脳によって制御され、重度の眼精疲労や顎関節症は、脳疲労を伴っているとの認識を得るようになりました。

脳疲労とは

脳にストレスがかかり、脳の機能が減弱している状態です。自律神経失調や免疫力の低下、不眠などの様々な症状を来します。近年では、スマホでのゲームや動画視聴(過剰な光や音のエフェクト、中毒性、依存性)による脳への刺激が過剰ストレスとなり、睡眠障害や集中力の低下、感情コントロール不良などの症状を訴える人が急増しています。

また、コロナウィルス感染の後遺症であるブレインフォグも深刻な社会問題となっています。コロナ後遺症の治療についてはこちらへ

不眠症・睡眠障害でお悩みの方へ

睡眠の最大の目的は、「脳の休息」と「身体の修復」です。最近、よく眠れていますか?当院は、鍼灸医学的な観点から睡眠障害にアプローチします。睡眠専門鍼灸の概要はこちらへ

私たちは、これまで眼精疲労の患者さんを数多く治療してきました。その中で、「不眠症・睡眠障害」がきっかけで難治性の眼精疲労を来すケースは多く、目の治療と伴に、「よく眠れる心身」の状態へと導くことが、大切な治療であると考えています。

眼精疲労だけでなく、様々な病気の治癒・寛解を目指すうえで、「質の良い睡眠」は欠くことのできない要素ではないでしょうか。

現在、鍼灸業界では、睡眠やメンタルケアの分野で、様々な臨床研究がなされています。最近では、頭皮への鍼刺激によって、セロトニンなどの「脳内ホルモン」の分泌が増幅することが分かりました。

また、頭皮、目や顔などの三叉神経領域への鍼刺激による脳血流の促進、手足のツボ刺激による自律神経調性効果などが、科学的にも実証(エビデンス化)されています。

当院は、最新の研究成果を基に、より実践的な「睡眠専門鍼灸」を行っております。不眠症・睡眠障害でお悩みの方は、是非ご相談ください。

睡眠鍼灸のエビデンス

一般的に、不眠症・睡眠障害に対する治療は、睡眠導入薬や睡眠改善薬による薬物療法が主となっております。一方で、薬には依存性を生じるものや、胃腸、肝臓や腎臓に負担がかかる場合が少なくありません。そのような中、世界では鍼灸による睡眠改善効果に注目が集まっており、各医療機関で様々な臨床研究がなされていいます。

2021年、鍼灸の本場中国にて「不眠症に対する鍼治療の睡眠および併存症状への影響」と題して、手足のツボへの鍼施術が、睡眠に与える効果ついて、臨床研究が行われました。

それにより、鍼灸治療後に患者さんの不眠における自覚症状が改善し、睡眠の質が改 善するという調査結果が得られました。

また、鍼治療は不眠症に対して有効であり、安全の高い補助治療であることが示唆されました。

鍼灸治療により、入眠潜時の減少(早く眠れる)、ノンレムレベル1(浅い睡眠)の割合が減少し、逆にノンレム睡眠レベル3(深い睡眠)の割合が増加した。という結果が得られています。

【引用元】Wang C, et al. Impact of Acupuncture on Sleep and Comorbid Symptoms for Chronic Insomnia: A Randomized Clinical Trial. Nat Sci Sleep. 2021;10;13:1807-1822 

2022年、『睡眠中の自律神経機能に対する鍼治療の効果:と題し、鍼治療が睡眠の質に与える効果についての臨床試験が日本で行われました。

鍼治療によりツボへの浅い鍼刺激により、睡眠時の心拍数が低下し、特にノンレム睡眠時に副交感神経の活動が増加することが示唆されました。鍼治療によって、睡眠中の副交感神経の活動が増加するという結果が得られました。

【引用元】Nervous Functions During Sleep- Comparison with Nonacupuncture Site Stimulation Using a Crossover Design. J Integr Complement Med. 2022;28(10):791-798

頭皮への鍼刺激が睡眠を誘発

さて、頭部には、特別なツボもあわせると、70個あまりのツボが存在します。鍼の本場中国では、頭針という療法があり、脳卒中の後遺症など様々な病気の治療に用いられています。

当院でも、これまで様々な症状の患者さんに、頭皮鍼(頭鍼)を行ってきました。特に眼精疲労や顎関節症、慢性頭痛、自律神経失調症の症状が強い方は、非常に頭が凝っている、むくんでいる場合が少なくありません。

ある時、長年ひどい不眠症を患っている患者さんが、眼精疲労治療の追加で頭皮鍼(頭鍼)を受けました。その結果、患者さんから「5年ぶりに深い眠りにつくことができました。ずっと眠れないことが不安でしたが、頭皮鍼をキッカケに眠れる自信を持つことができました。」と喜びの声を頂いたことがあります。

その患者さんの経験からも、頭皮鍼(頭鍼)は「睡眠の改善に有効である」と確信し、以来多くの不眠症・睡眠障害で悩む患者を対象に頭皮鍼を行って参りました。

頭皮の構造

頭皮は5mm程の皮膚でできており、その下には薄く伸びた筋肉の層が頭蓋骨を覆っています。そして、頭皮・頭筋膜には血管や神経がメッシュ状に張り巡らされています。尚、脳は強固で厚い頭蓋骨に完全に覆われているので、鍼先が脳に到達することは全くなく、頭皮鍼(頭鍼)は安全な施術と言えます。

頭筋・頭筋膜に生じる歪み

頭部において、頭皮の前方・側方は、表情筋や咬筋につながています。また、頭皮の後方は、首の筋肉につながっています。頭皮は、顔や首、それぞれの筋肉を連動させるアンカー(碇)の役割を果たしていると言えます。

人間の筋肉は、全体が筋膜で緩やかにつながっています。これを筋膜(ファシア)と言いますが、局所の筋肉のコリが歪み(ひずみ)となって、遠く離れた筋肉にもテンションが掛かってしまいます。主に上半身ですが、どこかに不具合が生じると、最終的に頭皮(頭皮筋膜)にストレス(テンション)がかかることになります。

皆様も、首肩・目を酷使して、孫悟空の輪っかのような頭重感が、頭に生じた経験があるかと思います。

先ほども述べたように、頭頂部(帽状腱膜)は身体全体の筋肉の始発地点とも、終着地点ともなっています。全身の筋肉の歪みが調整される結果、頭皮筋膜には凹凸(しわ)が生じ、部分的な頭皮の血流障害が発生します。これが、頭皮のこりや浮腫みの原因です。

頭皮のコリは自律神経にも影響

頭皮に生じたコリや浮腫み(疲労物質の体積)は、頭皮に張り巡らされた感覚神経を刺激しますので、脳に不調のシグナルが伝播し続け、頭痛、頭重感、集中力の欠如、不眠、自律神経の失調、または脱毛症や薄毛の原因にもなります。これらは、もちろん睡眠の質の低下、不眠症、睡眠障害という形で現れる場合もあります。

頭皮を刺激し頭皮筋膜を緩める

頭皮に蓄積したコリや浮腫みを解消すると、全身の筋緊張(テンション)が軽減し、脳に伝わる不快な感覚刺激も軽減します。頭に鍼を刺しただけで、首や肩の筋肉が緩むことがありますが、これを頭皮・筋膜リリース(ファシアリリース)と言い、頭皮鍼が単に、頭のコリ、浮腫みの解消に局限した治療ではないことの根拠になります。

頭皮鍼(頭鍼)の効果

頭皮鍼(頭鍼)は、脳血流の促進、身体の筋緊張緩和、血圧、心拍、呼吸、胃腸の働きなど、自律神経の調整にも働きます。特に交感神経の興奮を抑え、副交感神経の立ち上がりをスムーズにする作用があります。これらが、結果的に、睡眠の質を高めるのです。