
いつも頭が重だるい、頭に締め付け感がある、集中力が持続しない、頭の働きが悪い、すぐに疲れてしまう、眠りが浅い、寝てもスッキリしない、などの症状はありませんか?
当院は慢性頭痛や眼精疲労、顎関節症の治療に取り組んでおります。その様な中で、目や耳の働きは脳によって制御され、重度の眼精疲労や顎関節症は、脳疲労を伴っているとの認識を得るようになりました。脳疲労鍼(頭鍼)を基本として、眼鍼や目のていしん療法、顎関節症の鍼などのオプションを+1000円で追加できます。

脳疲労とは
脳にストレスがかかり、脳の機能が減弱している状態です。自律神経失調や免疫力の低下、不眠などの様々な症状を来します。近年では、スマホでのゲームや動画視聴がによる脳への刺激が過剰ストレスとなり、睡眠障害や集中力の低下、感情コントロール不良などの症状を訴える人が急増しています。また、コロナウィルス感染の後遺症であるブレインフォグも深刻な社会ん問題となっています。

頭鍼とは
頭には30個あまりのツボが存在します。鍼の本場中国では、頭針という療法があり脳卒中の後遺症など様々な病気の治療に用いられています。当院は、これまで頭鍼というメニューは設けていませんでしたが、実際には様々な症状の治療の一環として、多くの患者さんに頭鍼を行ってきました。
特に眼精疲労や顎関節症、慢性頭痛、自律神経失調症では「頭が凝っている、又はむくんでいる」方がほとんどです。
当院で頭鍼を受ける患者さんの多くが「頭のはり凄く効きました、また追加でお願いします」とリクエストされます。
そのため、当院では新たに「頭の鍼治療」という新メニューを設けましたので、ご紹介させて頂きます。
現在日本の頭皮鍼は、難病治療から美容に至るまで、様々な手法が用いられていますが、当院はシンプルに「頭のこり」に着目しています。
側頭部への「しだれ打ち」
側頭部には古来より伝承された様々なツボがあり、私たち鍼灸師は、ツボの組み合わせにより様々な症状の改善を図ります。また、私たちは触診(指先の感覚)により、スジ状の筋硬結を見つけ、筋繊維に鍼を施術します。
頭は頭皮。頭皮筋膜、筋肉、骨という順番で脳を強固に保持していますので、頭部に鍼を刺すことで脳を損傷することはありません。
側頭筋のコリが非常に強い場合は、斜視・斜位などの眼位異常が隠れいてる場合があります。また、顎関節症を合併している場合もありますので、顎関節の鍼治療を追加で行うケースがあります。

頭部には三叉神経や後頭神経がはりめぐらされています。まれに、鍼が感覚神経に当たるとビリっとした刺激が放散する場合があります。また、抜鍼後に頭皮から出血があった場合、髪の毛で気づかないことがありますので、十分に消毒を行います。
頭頂部・前頭部の鍼の打ち方
強い精神的ストレスを受けている患者さんや自律神経を失調している患者さんは、頭頂部が浮腫んでいる場合が少なくありません。そのような場合は、「神庭」「百会」「四神聡(ししんそう)」に鍼をして置鍼します。また、目の視力に関係した「目窓」「承光」などにも鍼を打ち置鍼します。

頭皮は5mm程の皮膚でできており、その下には薄く伸びた筋肉の層が頭蓋骨を覆っています。そして、頭皮・頭筋には血管や神経がメッシュ状に張り巡らされています。
【頭筋・筋膜治療】
頭皮の前方・側方は表情筋や咬筋に、また後方は首筋につながっており、それぞれの筋肉を連動させるアンカー(碇)の役割をはたしています。
人間のすべての筋肉は筋膜でつながっていますので、主に上半身ですが、どこかに不具合が生じると、最終的に頭皮(頭筋膜)にストレス(テンション)がかかることになります。例えば、目を酷使すると孫悟空の輪っかのような部位に頭重感を生じます。
結果的に、頭筋膜に凹凸(しわ)が生じ、部分的な頭皮の血流障害が発生します。これが、頭皮のこりや浮腫みの原因です。
これらは、頭痛、頭重感、集中力の欠如、不眠、自律神経の失調、または脱毛症や薄毛の原因にもなります。
・仕事や家庭でのストレスが強い
・試験勉強や受験勉強を行っている
・安定剤などを服用している。
など、頭に違和感を抱える方にお勧めです。
治療は鍼を中心に行い、頭部のマッサージも合わせて行います。費用は6,500円(税込)です。
「眼精疲労治療」や「こり痛みの治療」にプラス1,000円で頭鍼を追加可能です。