ぎっくり腰の治療画像

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ぎっくり腰に対する鍼治療

ぎっくり腰は、強烈な腰部位の痛みが突然生じ、痛みで動けず寝返りをうつだけで激痛を伴う場合が少なくありません。 お痛みがある方はご相談ください。

ぎっくり腰であった場合、通常は5日~10日ぐらいで痛みは和らぎますが、この期間に誤った治療を受けたり無理をしてしまうと、回復期間が延びてしまったり、あるいは腰痛が慢性的になり、ぎっくり腰を繰り返すようになってしまう場合もあります。

ぎっくり腰のきっかけは様々ですが、荷物を持ち上げようとした時や、中腰姿勢を長時間続けた後など、腰部に大きな負荷がかかることで、ぎっくり腰を生じることがあります。また、季節の変わり目や、疲労がたまった時など、日常的な何気ない動作でも急激な痛みを生じる場合があります。

痛みが強いときは安静が何よりですが、 ぎっくり腰には鍼治療が劇的に効果を発揮する場合が多くあり、治療が早期であればある程、回復も早くなります。鍼治療は古来より、ぎっくり腰に対して行われてきた伝統的治療法です。また、整体などの民間療法と異なり、鍼治療は鍼灸師・医師の国家資格を有した者のみが行える治療です。

ぎっくり腰に対するはり治療の効果

ぎっくり腰は、本来収縮自在な腰部の筋肉が言わばツッた状態になることで生じます。この時、腰部に強い炎症を伴いますので、マッサージやストレッチ、腰痛体操などで筋肉を過度に刺激することは、かえって症状を悪化させる場合があります。

一方、鍼治療は腰部の奥にある筋肉(患部)の筋緊張を緩め、鍼の鎮静作用によって炎症を抑えます。また、鍼治療には痛みをとる鎮痛作用もありますので、歩けないほどの痛みを抱えて来院した患者さんが、治療後は、歩いて家まで帰れるようになるということが良くあるのです。

また、初期の痛みが良くなっても安心はできません。慢性腰痛を患ったり、ぎっくり腰が癖になってしまう場合がありますので、一度ぎっくり腰になった方は、日ごろの腰痛ケアを心がけ、.ぎっくり腰を繰り返さないということが大切です。..

ぎっくり腰・急性期のケア

(急性期は症状が出てから5日が目安です。)

◆患部は冷やす。
◆腹部は暖める。
◆お風呂は控え、シャワーにする。
◆アルコール類は控える。
◆極端に辛い食べ物は避ける。
◆楽な姿勢で安静を保つ。
◆ご自分で出来るアイシング

ぎっくり腰で患部を温めるのは症状を悪化させる原因になります。可能であればタオルと氷を用意して10分~15分程度冷やすようにします。冷やし過ぎによる低温やけどに注意しましょう。

ぎっくり腰の豆知識

ぎっくり腰とは「急性腰痛症」といわれるものの通称ですが、主な原因は筋・筋膜性腰痛(きん・きんまくせいようつう)と腰椎捻挫(ようついねんざ)です。

◆筋・筋膜性腰痛(きん・きんまくせいようつう)による「ぎっくり腰」
筋膜とは筋肉を包んでいるオブラート様の薄い膜であり、筋膜は筋肉と伴に伸び縮みをします。伸ばしすぎ・ねじり過ぎなどで筋膜が裂けることがあり、その場合は強い痛みを生じます。筋膜性のぎっくり腰の痛みは、筋膜が裂け、それに伴って腰部の筋肉がけいれんを起こしたり、ツッた状態になることで起こります。これを、筋・筋膜性のぎっくり腰と称します。

◆腰椎捻挫(ようついねんざ)による「ぎっくり腰」
腰椎(背骨の一部)は、5つの骨が椎間板をはさみ連なっています。腰椎捻挫は、重いものを持った時や、前かがみで物を取ろうとした時に腰に激痛が走ることがよくあります。腰椎捻挫は、腰椎の関節に瞬間的な負荷がかかり、骨同士をつないでいる靭帯の一部が傷み炎症が起きます。これを、腰椎捻挫性のぎっくり腰と称します。

■ 慢性腰痛に対する鍼治療
かつては腰痛というと、ご年配の方に多い症状とされていましたが、最近は若い世代にも腰痛に悩む方が多くおります。腰痛の原因は多種多様で、特に痛みが強いものには、ぎっくり腰、椎間板ヘルニア、変形性腰椎症、脊柱管狭窄症などが挙げられます。また、長時間のパソコン作業からくる腰痛、重労働から生じる腰痛など職業病ともいえる場合もあり、また生理時に起こる腰痛などは女性特有の症状といえます。

脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなることで神経を圧迫することで、腰のみならず足先まで痛みしびれるという症状を生じます。脊柱管狭窄症は中高年以降に多く、間欠性跛行症(かんけつはこう)といって、歩くと足が痛くなり暫く休むとまた歩けるようになる、という症状等が特徴的です。