筋筋膜性疼痛の画像

広範囲にわたる筋肉の痛みの新しい治療概念

当院には、レントゲンやMRIにて骨や神経に異常がないにも関わらず、首や肩・背中・腰に慢性的な強い痛みを伴って来院する患者さんが多くいらっしゃいます。多くの方は、マッサージや整体に通っても改善せず、痛み止めやブロック注射によってしのいでいるという状況です。

近年、筋・筋膜性疼痛症候群の概念がメディアなどの注目を集めています。そして、筋・筋膜治療における鍼の有効性が提唱され、大学病院レベルで医師が鍼治療を行うという状況も生まれています。

筋・筋膜性疼痛症候群は、図のように「筋肉のこり」を発端とし、複雑化・慢性化した疼痛を中心とした症候群です。当院は2009年に「こり取り名人」として新聞に掲載されたのを皮切りに、東京都外からも難治性の慢性疼痛を抱えた患者さんに数多く来院いただき、筋・筋膜治療に取り組んでまいりました。

筋・筋膜性疼痛の原因
ペインクリニックや整形外科などの西洋医学では比較新しい疾患概念ではありますが、私たち視覚障害者は学生の頃より、視覚ではとらえることのできないわずか数ミリの索上硬結やトリーガーポイントを触診によって探りあてる訓練を行っおります。

筋トリガーポイントの図

盲学校の恩師や卒業生には、筋・筋治療の達人といえる方々が多くいやっしゃいますが、その達人呼ばれる先生方から指導を賜ることができ、今ではその技術にさらなる磨きをかけております。 当院の筋・筋膜性疼痛症候群に対する鍼治療は、視覚障害者によって受け継がれてきた、筋治療の真髄ともいえる治療です。

治療費用

筋・筋膜治療基本コース
7,000円税込(所要時間60分)
◆筋・筋膜治療の基本コースです。刺激量を調整しますので鍼が初めて、または症状が軽度、中等度の方にお勧めです。重度の方でも、刺激に敏感な方はこちらのコースを選択ください。

◆オーダーメード治療
11,000円税込(所要時間90分)
複雑化している症状に合わせて、治療を組み立てます。多部位に及ぶ治療になりますので、使用する鍼の本数も多く、刺激量も強くなります。重度の方が対象です。