経絡治療は、肩こり・腰痛・膝痛などの部分的な痛みの症状を取り除くだけではありません。症状の根本原因を脈診・腹診によって明らかにし鍼の刺激によって気の流れを調整することで、本来人の持つ

経絡治療は、胃痛などの内臓疾患、糖尿病・高血圧などの生活習慣病、、不妊・女性特有の症状、アトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー症状に至るまで、経絡治療が適応となります。これまでに、様々な治療を試したが、改善しないとあきらめて症状を我慢している方にも、効果を期待できます。



経絡治療の実際、治療の流れ

(1)経絡治療をお受け頂く前に詳しくお話を伺います。
ご記入頂い問診表をもとに、こまでの経過、今一番辛い症状や、普段から気になっている症状を伺っていきます。また、経絡治療とはどのような治療かを説明していきます。



(2)脈診・腹診・皮診を行い身体の状態を診ていきます。
脈をみたり、お腹に触れたり、腕の皮膚をさすったりして、古医学に基づいた診断を行います。そして、内蔵の状態や気血の滞りなど、全身の状態を診ながら"証(あかし)"を立てます。”証”とは現代医学で言うところの治療方針です。



経絡治療は、症状や痛みが出ている患部に鍼を打つことは致しません。また鍼を深く刺すことも致しません。経絡治療では手足の末端に鍼刺激を加えていきますが、非常に浅くしか鍼を刺さない為ほとんど刺したかどうか判らないぐらいの感覚か、一瞬チックとした感覚がある程度です。

手足の重要ツボに鍼を打つのが”本治法(ほんちほう)”です。途中、うつぶせになって頂き、腰・背中・首に鍼を打っていきますが、これは表面的な症状に対する治療で"標治法(ひょうちほう)"と言います。写真の通り経絡治療は服を着たままお受け頂けます。(所要時間は40分程度です。)

本治法
標治法
本治法

経絡治療の適応と効果

経絡治療は赤ちゃんからご年配の方まで、全ての年代、また様々な職業の方が適応となります。スポーツ選手、芸能人、ビジネスマン、政治家などが、身体を活性化させるために経絡治療を受ける、という例も少なくありません。

部分的な身体の痛みを緩和

肩・腰・膝の痛み、神経痛などの「痛み」は気の滞りによって生じると東洋医学とでは考えられてきました。経絡治療によって、部分的な気の滞りを解消します。

全身倦怠感や慢性疲労の解消

慢性的な体調不良、自律神経失調症、更年期障害といった原因が特定されにくい症状を緩和するために経絡治療が用いられています。また、神経性難病の治療にも古来より経絡治療が用いられてきました。

病気予防、健康長寿の治療

体質改善や全身調整により、病気に対する抵抗力を高め、病気になりにくい身体をつくります。

美容効果・美肌づくり

美しさの決め手となる肌のはり・つやは健康な内臓によって保たれています。東洋医学では皮膚と内臓はつながっていると考えます。経絡治療で内蔵の状態を整え、肌に潤いを取り戻します。


気の流れを整え全身を調整するのが経絡治療

何だか調子が悪い、だるいと思って病院を受診しても「検査結果には異状がない」と診断を受ける方は少なくありません。 過労気味?加齢が原因?でしょうか。

身体のほてり、むくみ、めまい、耳鳴り、動悸など様々な複合症状は、 どこか一部が悪いというものではなく、 全身の機能がバランスを崩していることで起こる場合が多いのです。

現代医学だけでは寛解に至らない病気

近年は、ストレス等をきっかけに、身体のバランスを崩す方が増えています。
60代のYさんは、両親の介護疲れがきっかけでした。 もともと血圧が高く、血圧を下げる薬を飲んでいました。 夜眠れない日が続き、内科に相談したところ睡眠薬の処方を受けました。 午前中は動悸がして起き上がれない、耳鳴り・めまいもあり食欲も湧かない。


血圧が高いという以外は、検査上異常がないので神経内科を受診したところ、抗うつ剤の処方を受けました。 降血圧剤、睡眠薬、抗うつ剤、胃薬と、毎日多くの薬を飲むようになり 体調の波もひどく、だるい日々が続いているということでした。 夜にぐっすり眠れて、清々しい朝をむかえたい! 昼間、普通に起きていられるようになりたい!Yさんの願いは、 ささやかなものでした。

自律神経失調症、更年期障害など、現代医学ではアプローチしにくい病気に対して経絡治療はその効果が期待できます。

Yさんは週に2回、2ヶ月間、根気よく経絡治療を受けた結果、全身のバランスが整い、最近よく眠れるようになった。何だか元気が出てきた。医師と相談して薬の量を徐々に減らせるようになった。など、元の普通の状態に近づきつつあります。


このように、鍼灸治療には、肩のコリや膝の痛み等を緩和させる効果がある一方で、 全身に点在するツボを鍼で刺激し気の流れを整えるという治療法があります。また、足りないものを補ったり、余分なものを排出させる機能を体内から正常化させることで、全身の体調を整える効果があります。そして、 これを経絡(けいらく)治療と呼びます。

経絡とは、体中に気やエネルギーを伝達させる経路のことで、ツボに沿って全身に張り巡らされています。 「元気」という言葉がありますが、この”気”とは単に精神的なことを示すだけではなく 、目に見えない生命エネルギーの意味もあり、元気とは全身に気が漲るということなのです。


経絡治療は自然界の法則に沿った治療


自然界の植物は、春に芽を出し夏に成長し、秋に実を貯え、厳しい冬を越します。 人の身体も、この自然物と同じように、春・夏・秋・冬で変化していきます。 また、環境や昼夜などの時間帯によっても、人間の身体は刻一刻と変化します。

そのため、同じ症状でも、季節や時刻によって、ツボの位置は変化し治療法も異なってきます。 ですから、誠の経絡治療とは”この病気”には”このツボ”といった表面的・マニュアル的なとらえ方でなく 一人ひとり、その時その場所によって、治療方針が異なってくるのです。

経絡はり治療と現代はり治療との異なり

経絡治療では、銀鍼(金鍼)が使用されます。気を動かすのには素材として自然の鉱物である銀(金)が適しているのです。広く一般に行われているステンレス鍼による鍼治療とは大きく異なります。

当院が行う経絡治療(本治療法)は、痛いところに鍼を刺す現代はり治療と異なり、五行穴(ごぎょうけつ)と五要穴(ごようけつ)の内、手足の抹消に近いところに鍼をうっていきます。

経絡治療家は、その人の体内にある”自然性”を診て、治療方針を立てます。

現代医学は私達の健康維持になくてなならないものです。しかし、現代医学では全人的な身体の状態、あるいは人間の中にある脈々とした自然性を捉えることはできません。

例えば、夏の木々の樹皮は、しっとりとしてみずみずしいものです。 ですから、人間の皮膚も同様でなければいけないはずですが、ベタベタした汗をかいて芯に熱がこもっていたり、また 夏なのに皮膚がかさかさしているなどの症状があります。 それは、体のどこかに不自然な状態があり、全体的な調和やバランスを崩しているというサインなのです。

一方、冬の木々の樹皮は寒さから幹を守るため、表面は乾燥して厚みがあり、その代り 樹皮下には十分な水分と栄養を脈々と蓄えているものです。 冬なのに皮膚がベトベトしていたり、弾力がない場合は体が異常を来しているということになります。 そういった、不自然な状態を、経絡治療によって、自然に近い状態に全身を調整していくのです。

(当院の)経絡治療を受けた後に注意して頂くこと

(当院の)経絡治療を受けると、夏場は汗をかきやすくなる場合があります。治療後はクーラーで身体を冷やさないように注意してください。また、冷たい飲み物、甘い食べ物は、整えた経絡が乱れてしまうので避けてください。治療を受けたその日はお風呂には入らず、シャワーだけにしてください。




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