四十肩五十肩の治療画像


<Kさんの体験談>
お正月の買い物で、重い荷物を持ち上げた時から、左肩に鋭い痛みを感じるようになりました。肩こりの一種と考え、そのまま生活していました。そのうちに、どんどん痛みが強くなってきて、夜寝ている時に痛みで目が覚めることもありました。
やがて、腕が上がらなくなって、着替えなどの日常的な動作にも支障がでる状態となりました。(40代後半女性より)

ある時から左肩に強い痛みが・・・もしかして五十肩?

この様な症状は、一般的に四十肩、五十肩が疑われます。四十肩、五十肩という呼び名は俗称で、医療機関では肩関節周囲炎(けんかんせつしゅういえん)と言い、その原因は様々です。 これらの症状に共通なのが「肩の強い痛み」と「肩関節の運動制限」です。40代~60代の男女に多く、徐々に肩周辺の痛みと運動制限を生じます。

痛みは寒冷時、夜間に強く、腕や肘、手にまで及ぶ場合があります。肩関節の運動はあらゆる方向に制限される可能性があり、後頭部に手を回す結髪動作や、腰に手背を当てる結帯動作が困難となることが多くあります。この様な症状は数か月、一年ないし一年半にわたり継続する場合があり、下記のように3つの時期に分類されます。
四十肩五十肩の病期
◆急性期(痙縮期)
強い炎症を生じる。自発痛がある、睡眠時痛がある。 痛みのために肩の自己運動制限が起こる。症状を放置せず早めの治療が大切。

◆慢性期(拘縮期)
関節自体に拘縮が生じ他動運動が制限され、肩甲帯筋の廃用性萎縮、上腕骨頭の骨萎縮もみられる。運動痛を伴う。

◆回復期
痛みが軽減し、可動域制限も改善する時期。

症状を放置せず早めの治療が大切です

いわゆる四十肩、五十肩とよぶ病態に共通して言えることは、初期のころは炎症は強いものの、関節部の組織的な変性は軽度であるということです。初期から生じる強い痛みで腕を動かすのがつらいので、動かさないでいると、やがて組織が拘縮してきます。
そうなる前に痛みを緩和して、適度な関節運動を行うことで、症状が軽く済んだり、早期に治癒したりすることがあります。

ある程度、症状が進行してしまったら・・・。

ある程度症状が進行すると関節自体が拘縮し、自らの意思のみならず、他者の介助をもってしても関節が動きにくくなる場合があります。そのような場合は、数回の治療で改善を得るのが難しくなりますので、一進一退となりますが、継続的な治療を行う必要があります。

当院の四十肩、五十肩治療法

症状に合わせて、鍼灸・マッサージを行います。治療目的の第一は「痛みの軽減」です。血流促進により蓄積した発痛物質を流し、痛みの悪循環を取り除きます。また、痛みのために生じた「肩周辺のこり」を解消します。ご自分でできる運動法もお伝えします。

◆治療費用
こり痛みの専門鍼治療
1回 7,000円
初回は別途初診料2,000円
※治療は予約制です。
(TEL 03-5980-7511)