このブログの筆者である私が抱える眼病は、開眼困難症、眼球使用困難症を伴う最重度の眼疾患の一つです。

症状としては、風が目に触れるだけで激痛・・・。目を開けたくても、とても開けられる状態ではありません。蛍光灯の光も痛く感じますし、テレビや液晶画面などを直視することもできません。

これらの症状は、自分で目に鍼治療を行うことで、ほぼ解消していますが、ひとたび眼表面の炎症が強くなるとけっこう長期間症状が続きます。学生時代、授業をまともに受けるのが辛く、引きこもりがちになったこともありましたが、あれは今思うと教室がまぶしかったからだと思います。

近年、重度の眼瞼痙攣などにょる眼球使用困難症がクローズアップされ、視力検査で一瞬目を開けたら問題なく見えるので、視力異常(視覚障害)とは認識されないという問題が挙げられています。これには、日常生活レベルで視機能を正当に評価する制度をいち早く設けて頂きたいと切望する限りです。

さて、開眼困難症、眼球使用困難症には、もう一つ「眼球組織や視機能に異常がないのに目を使うことが困難」といったケースもあります。特に羞明(まぶしいという感覚)が強く、普通の明るさでも、まぶしいと感じる光覚過敏症は深刻です。これらの一部は、アーレン症候群とも言われるようですが、解明されていな部分も多く、根本的な治療法の研究が望まれるところです。

私もそうでしたが、受験勉強で目を酷使するようになり、自分は何か周りの受験生よりもハンデがあると思っていたら、それは目が異常に疲れやすかったということでした。このように、受験や就活などで、目を酷使し、目の症状が悪化するケースが少なくありません。また、職場や家庭のストレスなどで、目に症状が出るケースもあります。ましてや、液晶画面とは切っても切り離せない現代ですから。

ただ皆、眼精疲労の症状があるのは確かです。

私たちの治療院では、眼精疲労の治療を丁寧に行い、脳へのストレスを緩和することで症状の改善が得られているケースが、かなりあります。以前は部屋のカーテンを閉め切り、明かりを暗くして生活していた方が、仕事に復帰するなどの体験もあります。

【アーレン症候群とは】

アーレン症候群は、普通の光をまぶしく感じてしまう光過敏症の一種です。どの波長をまぶしく感じるかは人それぞれで、色付き眼鏡(アーレンレンズ)をつけることで症状が改善する場合があります。現在、アーレン症候群の研究、及び専門外来が筑波大学で行われています。

子供の場合は学習障害を生じる場合があり、ひどい眼痛や頭痛を生じるケースもありますので、周囲の人が気が付いてあげるのが大切です。また、御両親や教育関係者は正しい理解を持つて接することが大切です。

今回、この文書を書くにあたって「アーレンシンドローム、色を通して読む、光の感受性障害の理解と対応」を改めて読み返しました。とても参考になる本です。また、アーレン症候群の自己チェックテストなどもありますので、気になる方はネットで検索してみてください。
 
 
当院は、このような患者さんがストレスなく治療を受けられるように、全治療ブースを調光可能な照明にしており、暗がりのなかでも私たちは鍼治療が可能です。